本日は、昨年7月の豪雨災害の防災・災害復旧工事の変遷をご覧下さい。
1年懸かりの大状況を報告します。
昨年7月6日の豪雨にて山肌が崩壊・地滑りして、県道を土砂・樹木にて塞ぎました。
早速、地元の林業事業者さんや土木事業者さんが撤去し通行は可能となりましたが、
府中市の中心部に出るにはあちら・こちらが県道が崩壊・ふさがれて通れなくなりました。
この場所は、災害が有る前2年前から計画中で、2ヶ月余りの期間に着工となりました。
まずは、工事中に一般車両等の危険・危害が及ばないようにと区画工事から始まりました。
山肌のえぐれている部分が、この度崩れた部分です。
2年前からは、このような事業計画が進んでいました所での豪雨災害で、一早くの着手工事となりました。
100メートルに及ぶ片側通行の鉄索防御柵から始まりました。
その後は、山肌に生えてる樹木を地元林業事業者さんによって伐採・撤去作業です。
急傾斜面の伐採作業に難工事です。
その後は、急傾斜面に重機が上部の樹木にワイヤーを掛けて上り下りの掘削作業は圧巻です。
見ているこちらが手に汗握るような作業に、川をはさんで近隣の人からしばし立ち止まっての見物です。
建築もさることながら、土木工事も特殊作業となると誰しもが出来工事ではありません。
災害・復旧工事と言っても、最近の豪雨災害では、河川の崩壊・決壊・山津波・または町全体の浸水被害と
多種多様な被害が続出。
いままで生きてきて初めての事とか、過去に例を見ないとか、予想を上回る災害・被害とか地震・津波を
問われてきてましたが、地球温暖化に伴ってこれからは、豪雨災害一日で、半日で1ケ月分の雨量を上回る雨の
降りよう、ダム下流域への緊急放流?と言ったTV報道が一般的になってきた今日。
家づくりにたづさわる我々にとって今迄は、地震対策で免震・耐震と言った取り組みをしてきましたが、今後の
家づくりは、地盤の嵩上げや土砂災害警戒区域内の検討に、建築地のハザードマップとにらみ合わせて、
検討・対策を講じて行かなくてはなりません。
デザイナーズハウスとかで、日本の気候風土にはそぐわない家づくりが、建築屋のエゴで、商売人のエゴで、
建ち並んでいますが、家づくりを検討されている方には、商売人の建築やさんにはまどわされないように切に言いたいです。
いい人に見えて建築やさんは、商売ありきで見てくれ・売れればいい家づくりがどんどん建ち並んでいますので、家づくりを
考えて居る方は、しっかり家づくりの勉強をされて、進めて下さい。
平屋建ての家づくりが、昨今注目もされていますが、この度の豪雨被害では、避難場所にたどり着けない場合は、2階建ての
お家だと、水平避難でなく垂直避難の大事さがここに来て重要視されています。
山を背負う、川に面しているお家の方は、そこから遠くの2階に避難することが、原則とされています。
呉々も人事と思わず、我が身として避難経路の確認、シュミレーションを講じて見なくてはなりませんね。
続きの工事状況は後日に報告致します。
日々穏やかで、平穏で有ります様にと祈るばかりです。