今年も、12月に入り、何かと忙しい時期ですが、現場の方は、外部工事が終盤となりました。
弊社がお奨めしている外壁仕上げ材(シラスそとん壁)が完成しました
シラスそとん壁とは、九州地方で、太古の時代に火山噴火により堆積した火山灰(シラス台地)を
建築材料として開発された物で、左官さんによる塗り壁工事となります
まずは、耐震構造3等級を確保する為に外壁全体にダイライト(構造用合板)を、大工さんが施工して
その上に、外部からの熱の影響を遮断する為の遮熱シートを貼り
その上に塗り壁の下地板材をこれでもかと言うぐらいに、通気層を確保してこまめに大工さんが張りめぐらして
その上に木材を保護する為のモルタル用防水・通気シートを貼り
その上に左官材を定着させる為のウエブラス網を貼り、ようやく塗り壁の下地準備の完了です
この後、シラスそとん壁の特徴で有る、防水下地材(10mm)を塗り、
下地材の乾き具合を見計らって、最終の化粧上塗り材(8mm)を塗りようやく完成です
完成してしまえば、単なる塗り壁ですが、その下の見えない部分に、暑さ寒さ防水に耐えうる色々な仕組みが施されて居ます
弊社が、シラスそとん壁を外壁材料とお奨めしている理由は、
1,防水層が仕上げ材の下に隠れている為、紫外線の影響を直接受けないので、半永久的に水漏れ等の心配が無い事
2,仕上げ材の厚みが8mmあるので、色落ちの心配が無く、塗装工事の様な塗り替えが不要なのでメンテナンスフリーな事
3,塗り壁なので、自然の風合いが有り、塗り方の施工方法によりアクセントを付ける事が好みで出来る事等が有ります。
外部の塗り壁工事には時間と手間がかかりますが、工程毎の作業と、変化して行く様はとても楽しみが有りますよ
詳しくは、高千穂シラス株式会社のホームページhttp://www.takachiho-shirasu.co.jp/products/soton/を参照下さい。
年内には、外部足場を解体して、晴々した様で、お正月を迎えられる様順次工事を進め居ます(理)