先日、和室の畳がぐさぐさするので、確認して欲しいとの依頼が有り社長が確認したところ、大変な事になっていました!?
写真は、畳の下の基礎の中ですが、大引きを支える束(木製)が10cmくらい宙に浮いてる状態で、床を支えられて居ませんでした!!
原因は、基礎内部の土場がしっかり締まって無かったのか、全体的に下がって居ました。(現状は下がった状態で、わりと固く締まっていました)
また、8畳間の床を支える為に、現在の新築工事では、9カ所で支えていますが、現状は3カ所だけでした。
よくTVにて、この束と束石の隙間にくさびを入れて調整されて居ますが、土の上では、束石も下がるし、束材が木製で有れば、乾燥すると、どうしても隙間が生じてしまいます。
今回は、支える箇所を新築同様の9カ所に増やし、束の材料を、木製から、鋼製(長さの調整が出来る物)の物に替えました。
当家の方の要望にて、家に有る物を使用して欲しいとの事でしたので、束石の下に採石を敷き、ハンマーにて締め固め、その上になるべく平たい自然石を配置し、周りを土にて囲い、ハンマーにて締め固めました。(狭い空間での作業なのと、昨日は暑かったですね
私が束石をセットし、大工さんが鋼製束を配置、全体の高さ調整を行い無事終了しました
当然の事ですが、以前の状態と比べると、がっちりとした床になったので、当家の方には喜んで頂けました
古い住宅ですと、ほとんどの基礎下は、土場の上に色々な施工をされてますので、床がふわふわしてる感じがしたら、一度確認されて見てはどうでしょうか(理)